「中古車の方が安い=合理」
これは半分正解で、半分間違い。
結論から言うと、
条件次第で中古は最強にもなるし、最悪の選択にもなる。
この記事では“総コスト”と“リスク”で中古車の本質を分解する。
前提:中古車は「安く買っている」のではない
中古車は安いのではなく、
価値が落ちた分だけ安い。
つまり、すでに減価償却された状態を買っているだけ。
ここを勘違いすると判断を誤る。
新車 vs 中古車の総コスト比較
■ 前提条件
- 車両価格:新車300万円
- 中古:3年落ち180万円
- 保有期間:5年
■ 新車
- 購入:300万円
- 5年後売却:120万円
実質負担:180万円
■ 中古車
- 購入:180万円
- 5年後売却:50万円
実質負担:130万円
→ この時点では中古が有利。
ここからが本題:見えないコスト
① 故障リスク
年数・走行距離に比例して上昇。
1回の修理で5〜20万円。
② 保証の差
- 新車:メーカー保証あり
- 中古:保証短い or なし
③ 燃費・性能差
旧型は燃費が悪く、年間1〜3万円差が出る。
④ 精神コスト
「いつ壊れるか分からない不安」は見えないコスト。
結論:差はどこで逆転するか
中古の優位性は約50万円。
しかし、
- 修理2回(計20万円)
- 燃費差(5年で10万円)
- 保証外トラブル(10万円)
これでほぼ消える。
つまり、
“状態の悪い中古”を引いた瞬間に負ける。
中古車が合理になる条件
- 3〜5年落ち
- 走行距離5万km以下
- ワンオーナー
- 人気車種(リセール強い)
この条件ならかなり強い。
逆にやってはいけない中古
- 10年落ち
- 過走行(10万km以上)
- 修復歴あり
- 相場より安すぎる車
これは“安い”ではなく“地雷”。
新車が合理になるケース
- 長く乗る(10年以上)
- 故障リスクを避けたい
- 最新安全装備が欲しい
- メンテに時間を使いたくない
この場合、新車の方が結果的に安くつくこともある。
最適解
最も合理なのは、
「3年落ち・高リセール車を長く乗る」
これがコスパの頂点。
結論
中古車は確かに安い。
だが、
安い=合理ではない。
状態・年式・リスク込みで初めて判断できる。
価格ではなく、総コストで見ろ。
それが合理。
