本記事にはアフィリエイト広告を含みます。Amazonのアソシエイトとして、
当サイトは適格販売により収入を得ています。
宅録・配信を始めた男が、最初に突き当たる「モニターヘッドホン選び」
自宅で楽器の演奏動画を撮る、配信の音声をチェックする、動画編集で音のバランスを整える。そういう作業を始めると、普段使っているリスニング向けのワイヤレスヘッドホンでは「低音が盛られすぎていて、実際の音とズレている」という壁にぶつかる。
そこで名前が挙がるのがオーディオテクニカのATH-M50xだ。ただ、調べていくとM50xBT2という無線版や、下位モデルのM40x、さらにはソニーMDR-7506といった定番機まで出てきて、「結局どれを比べて、何を基準に決めればいいのか」が分からなくなる。この記事は、その比較の軸を整理するために書いている。
ATH-M50xが定番と呼ばれる理由
M50xは低音域にやや張りを持たせつつも、中高音の解像感を犠牲にしていないチューニングが特徴だ。密閉型で遮音性が高く、ケーブルは着脱式で断線時の修理もしやすい。折りたたみ機構もあり、機材と一緒にバッグへ放り込める耐久性も評価されている。
「原音に忠実」というほどのフラットさはないが、そのぶん音の輪郭がはっきりしていて、ミックスの粗や配信音声のこもりに気づきやすい。プロの現場でも使われてきた実績が、そのまま「とりあえずこれを選べば失敗しにくい」という安心感につながっている。
有線のM50xか、ワイヤレスのM50xBT2か
最初の分かれ道は接続方式だ。ここを比べずに買うと、後から「PCに繋ぎっぱなしのつもりだったのに、無線の方が良かった」となりかねない。
- ATH-M50x(有線):PCやオーディオインターフェースに直結して使う。遅延がなく、音の変化も少ない
- ATH-M50xBT2(ワイヤレス):Bluetooth接続でスマホとの相性が良く、配信中に立ち歩きたい人向け
DAWで波形を確認しながら作業するなら、遅延のない有線一択だ。一方で、収録は別のマイクで完結していて、確認作業だけスマホで済ませたいという人には、BT2の取り回しの良さが効いてくる。
予算を抑えるならM40x、業界標準にこだわるならMDR-7506
M50xより価格帯を下げたいなら、同じオーディオテクニカのM40xが候補になる。低音の張りが控えめで、よりフラットな傾向にあり、モニター用途としての素直さはM40xの方が強いという評価もある。ただし遮音性や高域の伸びはM50xに一歩譲る。
もう一つの定番であるソニーMDR-7506は、放送・映像業界で長く使われてきた実績がある。中高音がやや前に出る傾向で、ナレーションやセリフの明瞭さを確認する作業に向いているという声が多い。
| モデル | 接続 | 音の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ATH-M50x | 有線(着脱式) | 低音に張りがありつつ解像感も高い | DTM・動画編集で正確な音を確認したい人 |
| ATH-M50xBT2 | Bluetooth/有線 | M50xの傾向を継承 | 配信中に動き回りたい、スマホ兼用したい人 |
| ATH-M40x | 有線 | よりフラットで低価格帯 | 予算を抑えつつモニター用途を求める人 |
| SONY MDR-7506 | 有線 | 中高音がやや前に出る | ナレーション確認など映像業界の慣習に合わせたい人 |
向かない人もはっきりさせておく
M50xは万能ではない。純粋な音楽鑑賞用として選ぶと、低音の張りが好みに合わない場合がある。リスニング目的なら、開放型やもっと柔らかい音作りのモデルの方が満足度は高いこともある。
また側圧はしっかりめで、装着感については「長時間つけていると側頭部が疲れる」という声も見かける。数時間ぶっ続けで作業する人は、イヤーパッドの交換パーツで調整するか、試着できる環境で確認してから決めた方がいい。通勤中に外で使う想定であれば、遮音性は高いものの見た目のサイズ感が気になるという意見もある。
購入者のレビューから見える実際の使用感
レビューを見ていくと、「配信の音声をこれで確認するようになってから、視聴者からの音質指摘が減った」という趣旨の声が複数あり、モニター用途での実用性は評価が安定している。一方で「見た目より重量感がある」「長時間だと側圧が気になる」といった装着面のコメントも一定数見られる。
ワイヤレスのBT2については「思ったより音の傾向が変わらず安心した」という声がある一方、「作業用途なら結局有線の方が扱いやすい」という意見も見かけた。用途をどちらに寄せるかで、満足度が分かれる部分だ。
よくある質問
Q. ATH-M50xは音楽を楽しむリスニング用にも使えますか?
使えないことはないが、低音がやや強調されておりモニター寄りの音作りになっている。純粋な音楽鑑賞を重視するなら、リスニング向けに設計されたモデルの方が満足度が高い場合がある。
Q. ワイヤレスのM50xBT2は音質が落ちますか?
Bluetoothの伝送方式による制約で、有線のM50xほどの解像感は出にくいという声がある。PC作業がメインで音の変化を最小限にしたいなら、有線を選んだ方が無難だ。
Q. 長時間使うと耳や頭が痛くなりませんか?
側圧はしっかりめに作られており、人によっては数時間の使用で圧迫感を覚えることがある。イヤーパッドの交換や、休憩を挟む工夫で対応している人も多い。
まとめ|まずは接続方式と用途を1つに絞る
M50xと比較するべきなのは、他社の高級モデルではなく、同じM50xファミリーの中の選択肢だ。PCに繋ぎっぱなしで正確な音を確認したいなら有線のM50x、配信中に動き回りたいならBT2、予算を抑えたいならM40xという整理をすれば、迷いはかなり減る。
自分の作業スタイルが「机に張り付いて音を追い込むタイプ」なのか、「動きながら確認したいタイプ」なのかを最初に決めてから、比較表を見直してみてほしい。そこが定まれば、選ぶべきモデルは自然と一つに絞られる。

コメント