「長く乗った方が得に決まっている。」
本当にそうだろうか?
車は“消耗品”でもあり、“資産”でもある。
だから答えは単純ではない。
今回は5年乗り換えと10年乗り潰しを、感情ではなく数字で比較する。
結論:人気車種なら5年乗り換えは意外と合理、ただし車種選びが全て
10年乗れば安いとは限らない。
減価の仕方によって答えは変わる。
前提条件
- 新車価格:300万円
- 5年後リセール:180万円
- 10年後リセール:40万円
- 年間走行距離:1万km
あくまで平均的モデルで考える。
5年乗り換えのコスト構造
300万円で購入。
5年後180万円で売却。
実質負担は120万円。
年間24万円。
ここで再び新車を買う。
このサイクルを繰り返す。
10年乗り潰しのコスト構造
300万円で購入。
10年後40万円で売却。
実質負担は260万円。
年間26万円。
ここだけ見ると大差はない。
差が出るポイント①:減価は最初の5年が最大
車の価値は最初の3年で大きく落ちる。
だが人気車種は5年時点でも価値が残る。
ここが勝負。
差が出るポイント②:修理費
10年目以降は修理リスクが上がる。
- 足回り
- 電装系
- エアコン
突発的に10〜20万円単位で出費する可能性。
差が出るポイント③:安全装備の進化
5年で技術は進む。
自動ブレーキや支援機能の性能差は無視できない。
これは“安全への投資”とも言える。
資産効率という視点
300万円を10年固定するか、
5年ごとに資産を回すか。
リセールが強い車なら資産効率は高い。
リセールが弱い車なら乗り潰す方が合理。
5年乗り換えが合理な人
- 人気車種を選べる
- リセールを意識している
- 常に新しい安全性能を求める
10年乗り潰しが合理な人
- 走行距離が少ない
- 修理費を許容できる
- 車に強いこだわりがない
最も非合理なパターン
- 不人気車を5年で売る
- 高級車を値落ちピークで手放す
- 中途半端に7〜8年で売却する
戦略がないのが一番高い。
ロマンとの折り合い
10年乗るのは愛着。
5年で替えるのは合理的更新。
どちらも間違いではない。
だが数字を知った上で選ぶべきだ。
最終結論
5年か10年か?
リセールの強い車なら5年、弱い車なら10年。
期間ではなく、車種で決めろ。
それが合理だ。
