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新幹線と出張が多い男に、今さらWH-1000XM5をすすめる理由
出張の新幹線で座席に着いた瞬間、隣の話し声とエンジン音が一気に耳に入ってくる。そんな環境を黙らせたくてノイズキャンセリングヘッドホンを探し始めると、必ず候補に挙がるのがソニーのWH-1000XM5だ。
ただし調べていくと厄介な事実にぶつかる。すでに後継機のWH-1000XM6が登場しており、フラッグシップの座はそちらに移っている。「型落ちを今から買っていいのか」という迷いが、この記事を読んでいる人の本音ではないだろうか。
WH-1000XM5はもう型落ちなのか
結論から言うと、型落ちであることは事実だが、それは「劣る」という意味ではない。ソニーは2022年5月に発表したワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM5」の後継機として2025年5月にWH-1000XM6を発売したが、WH-1000XM6発売後もWH-1000XM5は販売が継続されると発表している。メーカー自身が併売する判断をしたということは、XM5にはまだ現役の価値があるという証でもある。
実際、市場ではXM6発売を境にXM5の流通価格が落ち着いており、2025年5月にWH-1000XM6が発売され、XM5は正式に型落ちになった結果、中古価格がXM6の半分以下まで落ちてきているという報告もある。新品でも価格差は縮まっており、「最新機能に大金を払うロマン」を取るか「実用十分な性能を安く手に入れる合理性」を取るかの選択になってきている。
XM5とXM6、何を捨てて何を取るか
両者の違いを整理すると、性能差は確かに存在する。WH-1000XM6は新しいノイズキャンセリングプロセッサーと12個のマイクで、特に中高音域の騒音低減や通話品質を高めている一方、WH-1000XM5は従来のプロセッサーと8個前後のマイク構成で、主に低音域の騒音をしっかり抑えるという違いがある。折りたたみ機構やケースの利便性、イコライザーの細かさもXM6が上回る。
| 項目 | WH-1000XM5 | WH-1000XM6 |
|---|---|---|
| ノイキャン傾向 | 低音域の騒音抑制が得意 | 中高音域や通話ノイズにも強い |
| 携帯性 | 折りたたみ非対応、ケースはやや大きめ | 折りたたみ対応、マグネット式コンパクトケース |
| 価格帯 | 普及〜上位価格帯(併売により入手しやすい) | 最新フラッグシップ価格帯 |
| 向いている人 | コスパ重視、通勤・出張中心 | 最新機能・携帯性を重視する人 |
新幹線や飛行機での移動中心なら、折りたためないことは大きな不便にはなりにくい。むしろ座席に座っている時間が長い用途では、XM5の完成された装着感とノイキャン性能で十分だ。
こんな人にはXM5が合理的な選択になる
- 通勤・出張でのノイズ遮断を最優先したい人
- 最新機能より、実績のある完成度を安く手に入れたい人
- ケースの携帯性より、装着したときの静けさを重視する人
逆に、日常的にバッグへの出し入れが多く折りたたみの快適さを重視する人や、Web会議での通話品質を最優先したい人は、価格差を払ってでもXM6を検討した方が満足度は高い。
購入者の声を見ても評価は概ね高い。「耳に優しい柔らかさで、長時間つけても疲れにくい!Zoom会議でも活躍してます」という30代男性の声や、「装着感やサウンドが、今まで使っていたヘッドフォンと比べてとても良いです」という評価が見られる。一方で、前モデルからの買い替えでは「2世代前のモデルWH-1000XM3からの買い替えでしたが、正直、体感で特に大きな変化は感じませんでした」という声もあり、すでにXM3・XM4を持っている人は買い替えの優先度を下げてもいいかもしれない。
デメリットも押さえておく
良いことばかりではない。折りたためない分、出張用のバッグの中でかさばりやすい点は変わらず不満点として挙がっている。またイコライザーの調整幅や通話マイクの性能はXM6に一歩譲るため、通話がメインの在宅ワーカーには物足りなさが残る可能性がある。価格が下がったとはいえ、入門機と比べれば決して安い買い物ではない点も踏まえておきたい。
よくある質問
Q. WH-1000XM6が出た今、XM5を選ぶ意味はありますか?
新幹線や飛行機での移動、オフィスでの作業といった「座っている時間が長い」用途であれば、折りたたみ機構の有無は致命的な差になりません。価格差を性能差より重視するなら、XM5は合理的な選択です。
Q. XM3やXM4からの買い替えは必要ですか?
すでにXM3・XM4を使っていて大きな不満がないなら、無理に買い替える優先度は高くありません。初めて1000Xシリーズを検討する人や、より古いモデルからの乗り換えを考えている人に向いています。
まとめ|自分の移動スタイルで判断する
WH-1000XM6という最新機種が存在する中であえてWH-1000XM5を選ぶのは、劣った選択ではなく「価格と実用性のバランスを取った選択」だ。折りたたみの携帯性や最新の通話品質にロマンを感じるならXM6、静けさと価格のバランスを合理的に取りたいならXM5。まずは自分が新幹線や飛行機での移動が多いタイプか、日常的にバッグへ出し入れする機会が多いタイプか、そこから線引きを始めてみてほしい。

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